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高性能の細い糸を使い、肉厚の織物を量産したいというお客様
目標の生地厚とするためには6本の原糸を合撚する必要あるのですが、その糸はストレッチ性が高く、撚りムラが入りやすく糸の張力管理が非常にシビアでした。また、途中で糸切れし易かったので、生産当初は織物になってから糸が細くて生地が薄くなり商品とならないなど、量産立上げにかなり苦労しました。設備に様々な改造を加え、合撚方法を確立して量産に至りました。
表面のシボ立ちが美しく、2wayストレッチも両立させたテキスタイルをご所望のお客様
従来はポリウレタンでストレッチを出していましたが、リサイクル性を上げるためにポリエステル100%で実現しました。
この風合いを実現する為、撚糸条件を何十回、試織と試験染を何回も重ねました。
和紙糸メーカーのお客様との共同作業
細く長くスリットした和紙をスピンドルを回転させて撚りを掛けて和紙糸を製造します。
その際、繊維の硬い成分は撚りが掛かりにくく不均一な撚糸となります。
糸メーカーでその不均一を緩和させる工夫をするとともに、当社でも不均一な部分を整経と製織で管理することで糸切れや硬い部分を減らした柔らく高品位な和紙糸100%のテキスタイルを実現しています。
当社のレピア織機を調整してなるべく傷がつかないようにして製造いたしました。
とても繊細な原糸のため、3kg巻きの原糸を5層に層区分してSZ撚糸を要求されるお客様。
撚糸で巻き上げる紙管色で区分させるのは当たり前ですが、S撚/Z撚 の区分、梱包での区分、撚糸機に仕掛けるまでの区分、SZの生産数量調整など数年以上管理しております。
経 50g巻x200本に撚糸、部分整経してビームを作り製織します
一般的にダブルツイスターでは甘撚の場合、スピンドル回転数を遅く設定します。
しかし細いだけでなく、フィラメント数が少ない糸では、撚りを加える(糸を回転させる)際のバルーンが開かくなり、糸切れや毛羽などの品質問題が発生します。そこで、独自に設備を改造してその限界を拡張してお客様のご要望に応えています。
特殊用途の生地が必要なお客様
当社のレピア織機を調整してなるべく傷がつかないようにして製造いたしました。
生産中の織機の部品メンテナンスがシビアで保全担当がとても苦労していたことが記録されています。
とある差別化糸を使い、目標スワッチのようなテキスタイルを開発したい
⇒生地分解解析→織物設計書作成→糸の所要量決定→ 糸加工から生機開発して納品
筬通巾155cm付近の筬を多数そろえております。ストレッチ品でも全巾90cm以上は染め上がり可能です。
職人が機械を改造してストライプやボーダーで織り上げます。
経6kg、緯4kgの撚糸織物でそれぞれ糸は10kg、5kgだけ支給
経 50g巻x200本に撚糸、部分整経してビームを作り製織します
経糸本数が600~1400本程度必要なサイジング(糊付け)の為、
5kg巻原糸18本(3箱)を支給され
紙管150g巻き600本に分割して納品 や
撚糸あがり100g巻き紙管900本 等で納品
色にこだわりのあるお客様のご要望で
数日という短納期で同系色の先染糸を撚糸して
区分して納品しました
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